あなたは持ってる?

最近、ファミコンのカセットを収集している。

 

私は子供の頃、テレビもゲームも漫画も禁止だったので、あんまり、同学年や同世代との共通の思い出がない。

 

まぁ、野球の話や、歌の話はできるので、困ることはないが、ちょっと同世代との話のネタを増やしたいなぁと考えたのだ。

 

そこで、ネットでどのゲームが面白いのか、いろいろ調べてみることにした。

 

すると、同じ世代の人たちが、それぞれ子供の頃に遊んだゲームのレビューが書かれたサイトを見つけた。

 

読んでみると、「あ母さんの強力な管理下で1日1時間だった」とか「友達どうしで貸し借りしてた」とかいろんなことがわかった。

 

で、その中で、1つ、面白いゲームを見つけた。

 

「超能力開発ゲーム」だ。

 

大抵のゲームは、マリオみたいなアクションゲームだったり、インベーダーみたいなシューティングがメインストリームだが、超能力開発って。

 

簡単に言うと、5枚のカードが裏向きに並んでて、そのうちの1枚に描かれた☆のカードを10回連続で当てたら超能力者に認定されるというものだ。

 

結構な人が徹夜で頑張ったが、どうにも当てられず断念したらしい。

 

そりゃそうだ。

 

5分の1を10回なんて、天文学的な確率である。

 

テンホーを役満であがるようなものだ。

 

というわけで、大抵の子は「つまらない」といって投げ出したらしい。

 

で、ある子が、つまんないから半分嫌がらせで、そのゲームを貸したらしい。

 

ここまではよくある話。

 

しかし、ここからすごいことが起こった。

 

数日すると、その貸した友達からカセットが返ってきた。

 

「どうだった?」

 

「これ、あんまりおもしろくないね」

 

(まぁ、そうだろうな・・・)

 

「すぐ終わっちゃったよ。うちの家族全員」

 

「!!!!!!!」

 

そう、このゲームは超能力があっても、なくても面白くないのである。

 

そりゃ評価が低いのも当然である。

 

これは推測だが、恐らく、超能力とは、生まれつきのもので、勉強みたいに特訓をしたからって身につくものではないのである。

 

そして、この逸話から察するに、遺伝する可能性が高いと思う。

 

ちなみに私の家族にはなんの超能力もない。

 

俺の、女性の気持ちがびっくりするほどわからないのは、超能力なのか?

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